11月にはバッテリーが上がってしまった、95年型SUZUKI DR250R。
そのまま10カ月も放っておいたのだが、今年も11月にぶどう郷
(今年は開催日がずれた)に乗っていくために、修理に出していた。
バイク屋のおっちゃんに「半年以上、エンジンをかけていなければ、
簡単にはかからないよ」って言われたとおり、
バッテリー交換だけでは始動できなかった。
エンジンの調整やらキャブレターのオーバーホールやら、してもらって、
やっとエンジンがかかったのだ。
4年ほど前、ここに引っ越してきたとき、一番近かったから、
保険の更新のときだけ、お世話になっていたバイク屋。
お店に張ってあった、常連さんから贈られた色紙には、
おっちゃんの還暦のお祝いメッセージが書かれていた。
引き取るとき、おっちゃんは穏やかな笑顔で「ちゃんと乗ってやんなよ」と言った。
その笑顔には、バイクに対する愛情が染み出ていた。