早朝の爽やかさ…、なんてどこにもなく、
湿気を帯びた空気がまとわりつく。
こんな日に下界を走るのは無謀だ。
山はきっと快適に違いない。
下り電車に乗り込み、ウトウトする。
電車を乗り換えるたびに、同行者と合流する。
オンナ3人でスタート。
尾根に上がるまでは歩き。
木陰に入れば多少暑さが和らぐけど、
涼しいとは言い難い。
尾根に上がるとラン。
誘ってくれた彼女たちはほぼ毎週のように
山に走りに来ていると言う。
それに、ふたりとも走力が格段に違う。
ペースをセーブしてくれている間はついていったけれど、
「よぉーし!」というかけ声と共に、ひとりは視界から消えた。
もうひとりとも距離が開く。
ワタシはというと、歩いたり走ったり。
走ればひとりには追いつくのだけれど、
また歩きになって離される。
ペース配分が悪いのだ。
彼女は、淡々と走り続けている。
キャリアの違いを実感する。
ひと山越える頃(標高800mくらい?)になると、
涼しさも感じる。
山岳耐久レースのコースの一部で御岳山まで。
突然、民家が現れて驚いたが、それでやっと位置関係が理解できた。
電車の中で見せてもらっていた登山地図と、
頭の中にあった地図とが結びついた。
どこをどう来たのかを実感した。
御岳山へ行くには、奥多摩線の御嶽駅から
ケーブルカーというイメージがあった。
なるほど、山の反対側から登ってきたのか…。
御嶽神社で北海道マラソン完走ともうひとつ、祈願した。
おみくじは末吉。
レンゲショウマを見に行くというので、ビジターセンターで場所を教えてもらった。
例年より遅く、開花している株はまだ多くなく、
ひと株に一輪しか咲いてなかった。

それから帰路。
尾根の間はついて走れたけれど
(もちろん、ふたりがペースを合わせてくれている)、
山頂から尾根、尾根から麓までは
急な下りが脚に来て歩きになる。
最後はひとり遅れるばかり。
下界に近づくと、ムワっとした熱気と涼やかな風とが
同時に押し寄せる。
そして…。
往復で26km。
山耐の約1/3の距離でクタクタ。
やっぱり、アタシには無縁な世界と痛感した。
うへ〜っ。
やる気満々、とお見受けしました。
コースの一部を下見をした結果、無理だと判断いたしました。
賢明な判断だと思われます。
来年、出るかどうかはともかく(笑)、
「お山は楽しいよぉ〜、行こう!」という言葉に、
つい乗ってしまいました。
しかも、ハイドレーションのチューブまで買っちゃいました(汗)。
いや、プラティパスの本体は元々持っていたんですけどね。
こんなもん買って…、茶箪笥の肥しとなるか??
私より充実している。エントリーを待つ。
高料金で貸し出しましょうかぁ?<装備。