最後尾の役員カーの指示に従い歩道に上がったとたん、右足の付け根の外側と両足の指が攣りました。
座ってつま先を引っ張って痙攣が治まるのを待ってから、どっちへ行くか考えました。
21キロ辺りにtg1さんがいるはず。
「仕事中にちょこっと抜け出す」って言っていたので、もういないかもしれないけれど、先に進んでみることに。
★北24条西13丁目
500メートルも歩かないうちに、左ふくらはぎが痙攣し崩れ落ちました。
続いて右ふくらはぎも。
「イタイイタイ」とうなっていたので、人が駆けつけ、声をかけてくれるんだけれど、崩れ落ちたままの体勢から動けなく、顔を向けることもできません。
腕や背中をさすってくれる人、救護スタッフを呼んだと教えてくれる人…。
痙攣して動けないけれど、気分が悪いわけではないと応えながらも、波のように強い痙攣が襲ってきて、うなり続けます。
見えないけれど、自分のふくらはぎが変形しているであろうことが想像できていました。
救護のネームをつけた男性が来て消炎スプレーをかけてくれ、他の人たちは離れたようです。
救護スタッフに「この姿勢が楽ですか?」と聞かれて、「いえ、楽ではないのですが、動かせないんです」と応えます。
倒れこんだのは北大の農場の脇。
北大の敷地との境界にあるフェンスに頭が当たっているため、頭を地面に下ろせません。
だから、肘から下を地面につけた腕で頭を支えている状態。
腕もつらいです。
「救急車を呼びました」という言葉に焦ります。
民間の救急車だそうです。
「痙攣さえ治まればバスに乗れると思います」と応えると、「でも、来ますから、待ちましょう」と言われました。
痙攣が治まったので、体勢を変えて体育座りに。
目の前に「北24条西13丁目」のバス停がありました。
「迷惑をかけてすみません」と謝ると、彼は「これが仕事ですから」と言います。
★北24条西13丁目〜中島公園
車を待つ間、またまた右の足の付け根の外側やら右膝の上やら足の指やらが痙攣。
民間の救急車が到着したときは、攣っている最中です。
ストレッチャーが降ろされ、救急車の運転手と救護スタッフに抱えられて乗せられました。
何かに引っかかっているのか、ストレッチャーを車に載せるのに手間取っています。
車内に座っていた男性が手伝ってくれて車に積み込まれ、アイシングの氷を当ててくれました。
ストレッチャーで仰臥になっているものの、体勢は真っ直ぐじゃないです。
痙攣しているから真っ直ぐに伸ばせなくて。
載せるのを手伝ってくれた男性もランナーでした。
痙攣が治まり、その人と話をすると、20キロでこの先の関門通過が厳しいから自主的にリタイヤしたんだそうで、元気そうです。
なんでこの車に乗っているんだろう?ってくらい。
北24条駅から地下鉄で戻ろうと歩いていて、救護所があったので「水がありませんか?」と訪ねたら、血圧を計られ、あまりにも低い数値だったから、救急車に乗りなさい!ということになってしまったとか。
元々血圧が低し、気分が悪いわけじゃないからから大丈夫なのに…、とぼやいていました。
内臓や脳みそは元気なので、その方と話をしながら中島公園へ。
ワタシは上を向いているので車窓からは高い建物と空しか見えません。
どこをどう走っているんだろう?
大通り公園の北から右折して中島公園に向かう西4丁目の通りがコース。
車は西2丁目の通りを走っていました。
そのまま中島公園の東側の道へ。
土曜日の昼を食べた「きたみ」の看板が見えます。
運転手さんが言うには、収容バスはコースしか走れないんだとか。
ということは最後尾に付いて走っているってこと?
民間の救急車は違うルートを取れるということで、中島公園に到着したのは、収容バスで戻った去年や一昨年より早かったようです。
★中島公園
中島公園に着き、運転手さんに「ストレッチャーで下ろしますか?」と尋ねられました。
「恥ずかしいので、自分で歩けるようだったら歩きたいです」と応えたのですが、立ち上がろうとしたらまたまたまた攣りました(泣)。
4、5名の救護スタッフが待ち構えていて担架に乗せられて、救護テントに運び込まれました。
お医者さんに「気分が悪くない? 口から飲める?」と聞かれて、「足が痙攣しているだけでそれ以外は大丈夫」と説明すると、スタッフに「点滴はしなくていいから、スポーツドリンクを飲ませてマッサージだな」と指示をしました。
救護スタッフが飲物を飲ませてくれ、また別のスタッフがふくらはぎのマッサージをしてくれて。
さらに、冷えるからとランシャツの下にタオルを挟んでくれたり、着替えを持ってきたほうがいいからと、ナンバーを持って荷物の引き取りに行ってくれたり。
女性用救護テントの救護スタッフはみんな若くて笑顔が可愛い女性たち。
よく、入院先で看護婦さんに惚れて結婚、という話があるけれど、わかるよ、その気持ち(そんなこと考えていたのか!?)。
マッサージされながらも、新たな軽い痙攣が起こっていたのだけれど、それも治まって立てるようになり、混雑してきたので、救護テントを後にしました。
frunのメンバーに会って、はやと丸くんの肩を借りてチップを返しに行き、タクシーで実家に帰ることにしました。
本当は近くの銭湯で汗を流して、オフ会にいくつもりだったんだけれど、もう痙攣しないとは限らないし。
ランシャツからTシャツには着替えていたけれど、下はランパンのまま。
その格好でタクシーを捕まえて乗り込みました。
★南区某所
家で人心地着き、トイレに行くのにカニ歩きする私を見て母が笑います。
だって、ふくらはぎが張っていて、膝が伸ばせないので、前に歩けないんだもん。
たまたま電話があり、「今、ウチに怪我人がいてね(ゲラゲラ)、娘がマラソンで帰っているんだけど(ゲラゲラ)、足が攣ってタクシーで戻ってきたのよ(ゲラゲラ)」。
母さん、笑いすぎです!
「何か食べる?」
空腹です。
「でも、呑みに行くんなら、今、食べない方がいい?」
呑みに出かけるっていう前提で聞きますか?
「漬物でも食べる?」
うん、食べる。
「お風呂入れようか? シャワーにする?」
バスタブのふちを跨げそうにないからシャワーにする。
「待ちなさい、風呂の椅子低いから…、こうしたほうがいいんじゃないの?」
バスタブのふたをして、その上に椅子を乗せてくれました。
シャワーを浴びていると、彼女(謎)と呑みに行っていた父がほろ酔いで帰宅。
「山でも足を攣るからなぁ、まあ、しょうがないな」
もっとケチョンケチョンに言われるかと思ったのに。
「で、お前、呑みに行くんだろう? まあ、行って来い」
父さんもそういう前提で話をしますか?
新たな痙攣が起きないとわかったから、娘も行く気でいましたけど。
「アタシ、ススキノまで送っていくわよ」
母さん、スミマセン。
★そして…
てなわけで、ススキノへ〜。
最初はカニ歩きでfrunのメンバーにも笑われたけれど、徐々にふくらはぎが伸びるようになり真っ直ぐ歩けるようになりました。
その勢いで4軒飲み歩き、午前2時半にタクシーで帰還。
あぁ、馬鹿なワタシ…(冷や汗)。
パワーの源が違うので無理です(汗)。
まさか、あなた様が尻丸出しで倒れたとは!(勝手に断定)
飲みに行ける体力が残っていて安心しました。
関門厳しいねぇ。痙攣の原因は何だったんだろう。右足の付け根が気になります。
実家が北海道で良かったよね。お疲れ様でした。
悶絶しながらも、「あぁ、これが尻丸出しで倒れるってこと?」って考えていました。
貴女の妄想は危険です!(泣)
>まっちん
ご心配をおかけしました。
家が中島公園から、タクシーで2000円くらい(昼間)で良かったわぁ。
でも、5000円でもタクったと思う。
地下鉄乗って帰る自信なかったもん。
足の付け根は単純に痙攣ですから、「チーム股関節」のお世話になることはないと思います(^^;;)。
>mekaさん
大変でした。
バスにも乗れないことになろうとは想定外でしたから。
痙攣=力がついてきた?
そうなの!?
最初、力がつきた、って書いてあるかと思った〜。
いままでにないことが身体に起こった=変化の兆し
いままでにない負担がかった=そんな負担がかかるような走りができた
いままでにない疲労があった=そんな疲労がたまるようなトレーニングができていた
→アンバランスながら、力がついてきた
→バランスがととのえば、飛躍する…かもしれない(笑)。
会社の昼休みに顛末を読ませてもらってたんですが、会社だと書き込み禁止なので(汗)
いや〜大変でしたね。もう足はよくなりましたか?
やっぱり塩分水分不足だったのかしら?
無事のお帰りをお待ちしています。
そこまでマジに両足が攣るとは、、道マラ恐るべし。
暑くて脱水になったり、塩分が流れすぎたりすると攣るもんですが、給水もちゃんとしてたようだし、そのどれでもなさそう、なんで攣ったんですかね。
それ以上に、脚が攣って、ストレッチャーに乗せられて救急車に乗るとは、かなり貴重な体験ですね。
まあ、すすきのの飲み屋で酔った状態で攣って、周囲に急性アル中と誤解されながら救急車に乗るるよりは、まだましだってことで。
合掌。
4次会までなんて!タフなんですね〜
元々足は痙攣しやすい方なんですか??
「痛み」の次は、変化。 そして 「回復」の後は 「飛躍」です。
PS: 来年の イメージsong は、違う曲がいいかもね♪(←重要)
カニの甲羅酒、旨いッス(意味不明)。
>mekaさん
疲労はたまっていたかも。
8月の暑さによる寝不足で…(^^;;;)。
>バニーさん
お騒がせしました〜。
とりあえず、普通には歩いていますが、筋肉の張りは取れていないと思います。
スポーツドリンクは摂取していたのだけれどねぇ。
何でだろう?
ちゃんと痙攣のこと、調べてみます。
>RASCALさん
確かに貴重な体験ですが、しなくていい体験だったらしたくなかったです。
何よりも恥ずかしかった〜(苦笑)。
それにしても、ススキノで救急車とか、ススキノでブタ箱(謎)じゃなくてよかったですよ、ホント(汗)。
>まゆちゃん
コメントありがとうございます。
エイドまでたどり着けず、残念でした(泣)。
去年の荒川市民マラソン(フル)や、今年に入ってからのトレイルランで内股やつま先が攣ることはあったんですが、ふくらはぎの強烈な痙攣は初めてでした。
それに、今までは攣っても、すぐに治まって連続して痙攣することはなかったし。
いやあ、あんな体験はもう懲り懲りです!
>きりんさん
ありがとう…(涙)。
脳内BGM、そのときはタイトルには気づいていませんでした。
というか、サントラ各曲のタイトルを覚えちゃいなく(苦笑)、あとから「あの曲のタイトルは…」と調べたらアレだったのです(滝汗)。