そそくさとビデオを観ましたが、酔っていても壊れませんでした(泣)。
んーと、ジョミーとテラズナンバー5の対決の前に、3話同様にテラズナンバー5が見せる幻のブルーが出てくる演出は良かったと思うけど…。
※3話で、ミュウ(超能力者)としての自覚のないジョミーに、テラズナンバー5(後述)は育ての親(この物語では、子どもは自然出産ではなく、管理下の試験管ベビーで、育ての親が養育する)の幻を見せて、ジョミーを惑わそうとします。
でも、テラズナンバー5と対峙するシーンが短くて、今ひとつ、物足りない。
かつ、キース。
原作から延び延びになっていた、自分の出生の秘密を知り、自分の意志を支配してきたマザーイライザ(後述)と決別したのに、最後のシーンで「イエス、グランドマザー」というセリフでグランドマザー(後述)への忠誠を誓うような描写は何!?
自分の気持ちを抑え込みつつ「イエス」と言っているんだと思うんだけれど…?
※グランドマザー:すべてのコンピュータを管理する大元(実際にはさら上位の“コンピュータ地球(テラ)”に支配されているのだけれど、この段階ではその存在は明かされていない)。
※テラズナンバー5:子ども達が養父母に育てられる養育都市において、14歳の“目覚めの日”にこれまで育ってきた記憶を消して、教育ステーションへ送り出すための、“洗脳コンピュータ”のひとつ。この物語で重要な役割を果たすシロエは別の都市で育ったため、テラズナンバー3による目覚めの日を迎える。
※マザーイライザ:14歳の目覚めの日以降に移動させられる教育ステーションで、精神管理を担当するコンピュータ。
というわけで、それなりにおもしろく観ていたけれど、最後のキースのシーンで、アレ!?と思った次第。
優秀なキースが、真実を知っても、自分の中の疑問を封じ込めて体制に従おうと、あるいは従う振りをしているんだと思いたいんだけれど…。
TVアニメ版のオリジナルの伏線、ジョミーがそこまで来ておきながら、スゥエナの子の養父母=ジョミーの養父母と顔を合わせずに立ち去ったのも気になる。
ここまで、伏線で引っ張っておいたんだから、何かあるだろうけど…、あと5話しかないんですけど!
でもさ、試験管ベビーが基本のSD体制(特殊政府体制:スペリオルドミネーション)でスゥエナが実子を設けたこと自体が疑問です(^^;;)。
※3回見直して、自分の勘違いに気が付き、追記を書きました(苦笑)。
※スゥエナ:TVアニメ版ではジョミーの幼なじみで、キースの教育ステーション時代の友人。教育ステーション編の途中で、キースへの届かぬ思いを諦め、技師との結婚のために教育ステーションを離れる。原作では、ジョミーの幼なじみとしての設定はなく、教育ステーションでちょっと出て、フェードアウトしたらそれっきりのキャラだった。
※5話しかない:原作があって、それを読んでいると、残りのエピソードに、これら、TVアニメ版の伏線をどこで回収するのさ!?と思うわけです。