長くて、覚えられません。
6月11〜12日の24時間リレーから、
すでに1週間も経ってしまいました。
24時間リレーの醍醐味は、
タスキをつなぐ楽しさとつながるかという不安、
そして、奇妙な高揚感なのだと思います。
我々は12名で24時間の部にエントリー。
数名のグループに分け、2〜3時間ずつ担当。
だから、休み時間が長い。
その間、自分たちのテントでつまみ食いをしながら、
目の前を走っていく仲間に声援を送ります。
走る方もテントの前では気合の入り方が違います。
普段見ることができない、サブ3ランナーの渾身の走りに
喝采が飛びます。
グループ内でのリレーのやり方はそれぞれで決めていましたが、
今回は基本的に2周で交代していたようです。
1周は1.28キロ。
同じ走者がテントの前を2回通過すると、
次の走者は時間の見当をつけてリレーゾーンへ。
「はい、お願い」「ヨロシク」
そんな一言と共にタスキがつながっていきます。
今回は土曜日のみの参加が4人いたので、
土曜の深夜からメンバーが減ります。
フルで参加するメンバーも微妙に体調が万全でなかったり。
タスキがつながるかという不安は毎回のことです。
夜が深まるにつれて、疲れが出てきます。
「ダメだぁ、ペースが落ちているー」
テントに戻ってくるなり渋い顔。
他のグループが走っている間は、テントで仮眠を取ります。
白々と夜が明けるころになると、
誰彼となく壊れていきます。
なぜか嬉しそうにニコニコして、急にペースが回復して…。
切れる前の電球みたいなものです。
そして、残り時間が少なくなり、疲れもピークに達するころから、
全員での1周ずつのリレーに切り替えます。
ラスト1時間になるころには、ホワイトボードにリレー予想時刻が
記入されます。
「××さんは(1周)5分くらいだから次の○○さんに渡るのが11時17分、
○○さんは7分だから次が11時24分…」という具合に。
最終走者が誰になるのかを予測しているのです。
最後の5分を切るとリレーはできません。
同じ走者がもう1周走ることはできます。
最終走者がスタート。
残りのメンバーは走友会の幟を持ってコースをショートカットして先回りします。
幟を手渡し、幟を掲げての最終ラン。
残りの者はまたもやショートカットをして、
ゴール手前に移動し、幟と併走して、ゴール。
長い長い24時間も、終わってみるとあっという間。
我々は83チーム中29位。232周で296.96キロでした。
そして、「24時間リレーは太る」。
今年も実証してしまいました。