
ペナンの朝は暗い。
マレーシアの時差はマイナス1時間。
ペナン島は東経100度付近、東京は140度くらいで、日本の標準時である明石は135度。
単純計算すれば、経度15度で1時間の時差になるので、東京とペナンの太陽の傾きは3時間近くあることになる。
だから、日本の朝8時はペナンの朝7時だが、太陽の傾きで考えるなら東京の5時から5時半といったカンジになる。
真っ暗なのはあたりまえだ。
1月中旬の日の出は7時10分くらい。
写真は1月17日の午前7時01分の風景(クリックすると大きくなります)。
滞在中、日の出よりも1時間も早い、6時10分ごろに叩き起こされていた。
街中に響き渡る放送のボリュームは、日本の夕方5時に流れる「夕焼けこやけ」の比ではない。
モスクなどにスピーカーが設置されていて、お祈りが流れるのだ。
(帰国後、お祈りの時間が始まるお知らせであるという説を聞いたが、どちらが正しいかわからない)
(当然、1日5回この放送がある)
滞在先の主は7時過ぎに出かけていく。
ちょうど、日が昇るくらいの時間だ。
日本の9時始業に合わせて、マレーシアのオフィスは8時始まりなんだそうだ。
ワタシも6時半頃から顔を洗い、着替え、水分補給をしてから、軽くストレッチをする。
主と一緒にエレベータを降り、「いってらっしゃい」と言って別れ、コンドミニアムの入り口のガードマンに「グッモーニン」と挨拶をする。
この時期は乾季。
日中は30度近くになっていたが、カラリとしていて日影は涼しくて東京の夏より快適。
とはいえ、日差しは凶暴だった。
やるなら、日の出直後しかない。
旅行前、U夫妻に「ジョギングができるところ、ある?」と聞いたら、2つの場所を勧められた。
ひとつは、彼らのコンドミニアムから近いガーニー通り。
もうひとつは、車でないと行けないが、園内は車が入らない植物園(Botanical Gardens)。
ペナン島は横断者用の信号が少ない上に、歩道の整備状態が悪い。
歩道が突然なくなったり、段差があったりする。
半島を臨む海沿いのガーニー通りは約2キロで、正式な名称はPersiaran Gurney。
Persiaranはマレー語で観光という意味だけあって、歩道が整備されているだけではなく、ところどころにベンチまで設置されている。

通り沿いのホッカー(屋台)も朝食の営業が始まっているためか、人出は多い。
そのほとんどはチャイニーズで、インド系と白人が若干。
マレーシア全土だとチャイニーズは約3割だが、ペナン島に限ると約6割なのだそうだ。
走ったのは1月17日と18日だけだが、2日間で見かけたランナーは10人ちょっと。
おじさんランナーのフォームはスマートとは言い難く、身体を大きくゆらし、顔を真っ赤にして、汗だくで走っていた。
女性ランナーは初日に白人、二日目にチャイニーズのふたりだけで、いずれも若く(若そうに見えた)、颯爽としていた。
ウォーカーにしろランナーにしろ、おじさんはウエアに頓着がない。
襟ぐりの伸びたランニングとか、中途半端にボタンを外してだらしがない印象のポロシャツとかで、どこの国もオヤジはオヤジだ(意味不明)。
若い女性は、スポーツブランドのウエアでクールな雰囲気。
おばさんたちは普段着だ。
だからインド系の女性はサリーだったりする。
この道をコンドミニアムから往復すると4.5キロくらい。
気温は上がっていないし、湿度は低いので気持ちがいい。
写真を撮りながら約40分、のんびりラン。
8時頃にU家に戻り、シャワーを浴び、朝食、幼稚園に出かけていく子どもたちを見送って、我々も出かける。
旅先でもJOG。
旅先だからこそJOG。
朝の空気を知ってこそ、その街を知ったことになる。これ持論です。
今日はありがとね〜。
放送にも驚きました。向こうでも走ったんだね。海外のレースいつか出てみたいです。
呑むのに散財していて、旅って最近ほとんどしてなかったりして(汗)。
でも、旅スイッチが入りました(笑)。
>まっちん
出てみたい海外レース。
その1、ニューヨークシティマラソン。
その2、イスタンブールマラソン。
友達が遠征した話でビックリした海外レース。
その1、ジンバブエマラソン(どこ?)。
その2、第1回モルジブマラソン、10位入賞、賞金1000ドル。
同一人物、女性です。
どれか、ご一緒しましょう(謎笑)。