
3人で乗りな。
自分とT君(もっともっと若いオトコ、1歳9ヵ月)は乗らないよ。
マレーシア第2の都市ジョージタウン。
メインストリートであるペナン通りにあるトライショー乗り場で、Uッチが言った。
本来2人乗りのトライショーにWちゃんとワタシ、それと6歳の若いオトコ・Y君の3人。
アソコとコッチとココを回って1時間RM30、と交渉して乗り込む。
当然、交渉したのはワタシではない(汗)。
ちなみに、2007年1月中旬のRM1(1リンギット、もしくは1リンギッ)は約34円。
500mlのペットボトルの炭酸飲料がRM1.5、バス運賃がRM1.4(距離によって違うらしい)といったあたりで考えると、RM1は日本で言えば100円くらいの価値といったところ。
ペナン到着の翌日は日曜日。
Uッチも休日なんだけど…。
1時間、何しているつもりなんだろう?
(写真はクリックすると大きくなります)
マレーシアではイギリス植民地時代の名残で車は左側通行。
東南アジアのイメージというと、日本などで乗り潰した車やバイクが溢れているというイメージがあったが、日本で見るのと変わらないくらいキレイで新しい車がほとんど。
日本車やドイツ車、そしてマレーシアの国産車もあった。

バイクはほとんどがビジネスバイク(スーパーカブみたいなヤツ)だが、車種不明のオフロードバイクやAfrica Twinも見た。
タンデムが多く、ジャケットを後ろ前に着て背中側を開けている。
(写真は別の日に郵便局の前で見かけたAfrica Twin)
唯一、イメージ通りだったは路線バス。
路線バスについては改めて書きたいと思う。
ジョージタウンは交通量は多いが、信号が少ない。
イギリス式のラウンドアバウトが採用されているだけでなく、歩行者を通すために車を止める信号が少ない。
平たく言えば、横断歩道が少ないってことね。
で、車はガンガン割り込み、人はズンズン横断する。
そして、トライショーというと、車線の真ん中で車と一緒の流れにいる。
それどころか、反対車線を逆走することも(冷や汗)。
「Trishaw is road of king、なんだって」
Wちゃんが笑いながら、運転手のおじさんに「そうですよね?」と同意を求める。
のんびりゆっくり、進んでいくと…。


あああぁ! あんなところに!?
どこをどう先回りしたのか、カメラを構えるUッチ。
指を差して笑う我々。
これがトライショー、前輪が二輪の三輪車タクシーのこと。
王様の後ろには車が連なっている。
車は王様のスピードに合わせるほかないのだ。
(この記事中のトライショーが写っている写真はUッチ撮影)


イスラム寺院(カピタン・クリン・モスク、左)、ヒンズー寺院(スリ・アリアマン寺院、右)、中国寺院(観音寺)と、様々な宗教の寺院が共存していた。
近くには英国教会もあったようだ。
行く先々で、運転手が何かを言って指を差す。
そこにはカメラが待ちかまえていた。
WちゃんがUッチの車を見つけたときには、カメラマンの姿はなく、車に「もっともっと若いオトコ」が取り残されて泣き叫んでいた。
Uッチはどこだ!?
トライショーが進むと、撮影ポイントで待ちかまえるUッチ発見。
これがアメリカだったら、幼児虐待で捕まるぞ(汗)。


時計塔(左)、フェリーターミナル、コーンウォリス要塞(右)、と回ると…。
Wちゃん「Y君、見て! ほらあそこ、お父さん!!」
ワタシ「T君を抱えて走ってるぅ(ゲラゲラ)」
車に戻ってみて、マズイと思ったんだろう。
しかし、ワタシ達、何を見て喜んでいるんだか…(^^;;;)。

最後に、自分が撮った中でお気に入りの一枚。
名も知らぬビルディング。
>>RM1(1リンギット、もしくは1リンギッ)は約34円
最後に行ったのが6年くらい前でその頃が29円くらいだったんであまり変わってませんね。
食べ物は安かったような。そのくせお酒が高いんですけど。
アルコールが高いのはムスリムの国だからでしょうか。
ホッカーでグラスに注がれて出るノンアルコールのドリンクがRM1程度なのに、缶ビールはRM6していました。
日本の物価感覚でいうと、600円?
ティー○ーさんも最近マレーシアに行っていましたが、暴れなかったかしら?(意味不明)
それで、その交通戦争のようなところを行くのだから、運転手さんすごい!
最終日に、車とバイクの接触事故を見ました。
バイクは転倒しなかったのだけど、ライダーのおにーちゃんがムッとした顔でドライバーをにらみつけていたのに、車はそのまま行っちゃたもんだから、思わず「ひどーーーーい!」と言ってしまいました。
たぶん、向こうは交通事故、多いんだと思う。
トライショーの場合、ドライバーが諦めて合わせているんだろうな(^^;;)。