2007年01月30日

うぇぇええーーー、したぁぁああーーー

手荷物検査の後、搭乗口の待合室に入る前にグランドホステスによる、パスポート確認などの手続きに並ぶ。
先客は50代くらいの女性で、赤いパスポートを出しているので日本人のようである。

順番を待っていると、突然、「アレはあなたのものか?」と聞かれた。
振り返ると、声をかけてきた職員の後方に別の職員がいて、何かを頭の上に掲げていた。
そう、手荷物検査のあと落ちていた肌色のパンストである。


「ノー」と応じると、先に手続きをしていた女性にも「アレはあなたのもの?」と尋ねる。
事情が理解できずキョトンとしているので、職員の意図を伝えると、彼女は大慌てでソレを受け取った。


待合室には彼女とふたりしかいなかった。

冷静に考えてみればBoarding timeのBoardingって、Boarding ticketのBoardingじゃん。
搭乗時刻、それも開始時刻ということだったのね。
なんのことはない、我々が来るのが早すぎただけだ。


先ほどの手続きで、マレーシアの出入国カードを受け取った。
ワタシは航空券を購入したときにもらっていたので、あらかじめガイドブックの解説を見ながら記入を終えていた。

しかし、パンストの彼女はここではじめて出入国カードを受け取ったようであった。
困っているようだったので、手荷物からガイドブックを引っ張り出して、「そこはパスポートの発行地で、次は…」と説明をする。
彼女は「アナタがいてくれて助かったわ!」と言いながら記入していく。

ツアーで来たそうだが、最初の一泊目のホテルが決まっているだけで、実質的にはフリーのようだった。
自分のことを棚に上げながら、この人、大丈夫!?と思ったワタシ(汗)。
さすがに、なぜパンストを落としたのか、聞くことはできなかった(滝汗)。


そんなことをしているうちに、待合室に人が集まってきた。
シンガポール・チャンギ空港発マレーシア・ペナン空港着の便は先のJAL便と違って、ほぼ満席だった。


1時間半ほどでペナン空港に到着。
空港の建物に入って、まず目にとまったのは、ショップの店員や職員の女性達だった。
頭にベールを被っているんだよね。
あぁ、ここはイスラム教の国なんだね。


入国審査もベールを被った女性だった。
パスポートと出入国カードに目を通すと、「英語が話せますか?」と聞いてきた。

えっ? なんて答えればいいの??(焦)
「話せる」と言うには語弊があるし…。
しょうがないので、「ア リトル」と言うと、入国のスタンプを押してくれた。


荷物を待っていると、パンストの彼女が来た。
「入国審査で、英語が話せるかって聞かれましたか?」と尋ねると、「特に何も言われなかったですよ」とのこと。
はぁ、ワタシの顔に「英語ができましぇん」って書いてあったのかしら??


ハンドル.jpg
荷物はすぐに出てきた。
しかし、何かがおかしい。
目印である蛍光ピンクのリボンが見あたらないのだ。
見あたらないのはリボンだけではない。
リボンを結びつけてあった、スーツケースを横に持つときのハンドルも…!?
(写真は帰国後に撮影)
(写真はクリックすると大きくなります)


どうしたもんだか、と思いながらゲートを出る。
Uッチと長男の「若いオトコ」君が迎えに来てくれているはず。


Uッチにスーツケースのハンドルのことを話すと、「シンガポール航空に言いにいこう」と言ってスーツケースを持ってくれた。
到着ロビーは地上階(日本で言うところの1階)、航空会社のオフィスは2階(日本の3階)。
地上階と1階はエレベータがあるが、1階と2階には階段しかない。
エレベータに乗り、階段を上りオフィスへ行く。

Uッチが「彼女は今、シンガポール航空で到着したところだが、スーツケースのハンドルが破損している」と職員に交渉をしてくれるのだが、職員は「担当者は到着ロビーのセキュリティエリアにいるので、そっちに行って話をしてくれ」と言う。

階段を下り、エレベータに乗り、到着ロビーへ。
セキュリティエリアのガードマンに事情を話すと、「担当者はオフィスに戻った」とのこと。
Uッチは「さっき(オフィスを出ようとしたとき)すれ違った女の人がいたでしょ。彼女が担当者らしい」と言った。


エレベータに乗り、階段を上り、オフィスへ。
担当者はまたどこかへ行っているようで、そこに座って待っていろ、と言われる。
待つこと15分(くらいと思われる)。
担当者が戻ってきた。
Uッチが交渉を始めると、担当者は難しい顔をして長々と応える。

うーーーん、言葉はわからくても、なんとなく予測がつくぞ。

「何? ハンドルは免責ってこと?」とUッチに聞くと、「メジャーな破損だったら補償があるけど、ハンドルはマイナーな破損だからダメだって」と説明してくれた。
やっぱりね…。

夜景.jpg
そんなわけで、階段を下り、エレベータに乗り、Uッチの車に乗り込む。
ゴメンねー。荷物を持って、何度も階段を上り下りさせて。


コンドミニアムに到着したのは夜の10時頃?
Wちゃんと3人で缶ビールでカンパイ!(お世話になります!!)


posted by けーぜ at 01:52 | Comment(5) | TrackBack(0) | 2007ペナン旅行記
この記事へのコメント
ハンドル無いと困るじゃん!
シンガポール航空は結構好き系の航空会社だけど、今回はちょっとね〜。
もっと怒ればなんとかなったとか無いのかかしらん??
Posted by バニー at 2007年01月30日 23:25
>バニーさん

横に持つためのハンドルがなくなって、縦にして引っ張るときの伸縮するハンドルと、同様に縦にしたときに階段などを上り下りするときに持つ固定されたハンドルはあるんですよ。
だからまぁ、何とかなるって言えば何とかなるけど(^^;;)。

シンガポール航空が原因なのか、JALが原因なのか、本当のところはわからないんだけどね(汗)。

うーーー、JALにクレーム付けるべきだったかしら?(汗)<とはいっても、ペナンにはJALのオフィスはなかったしなぁ。
Posted by けーぜ at 2007年01月31日 00:11
心臓バクバク感が伝わってきます(笑)
ツアーじゃないと海外にへ行けないっス。どこみても外国語ばっか(汗)。
「ア リトル」でもとっさに英語は出てこないよね。
パンストの彼女さんとはまたいつかどこで会うような気がします(^^;
Posted by まっちん at 2007年01月31日 12:43
相手が言っていることがわかる人は、英語がダメなわけないのよ。のぞみが高いんだね(^^)。
Posted by meka at 2007年02月02日 00:45
>まっちん

やっとペナンに到着しました(汗)。
英語もできないのに、ツアーで行かないワタシ(滝汗)。


>mekaさん

相手の言っていることは、6割くらいわかっても、返事ができないんだもの。
望みが高いも何も…(冷や汗)。
Posted by けーぜ at 2007年02月02日 13:03
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