2007年01月28日

うぉぉおおーーー、さぉぉおおーーー

マラッカ海峡の無数の島々を眺めながら下りたのは、シンガポール・チャンギ空港。
マレーシアの首都、クアラルンプール(KL)経由でないのは、土曜日のKL便が午後しかないから。


ワタシの語学力は、「アンタ、本当に中学卒業したの?」と言われるくらいの悲惨さだ。

中学の時は英語が嫌いではなかったが、高校から落ちこぼれ、大学では専門科目を英語で学ぶ講義で、教授から「アナタの発音で、よく中学校や高校の先生が何も言わなかったものだ。もうちょっと英語らしく発音してくれたまえ」と嫌みを喰らったこともあった。
(この課目はDとなり、再履修するハメになった)
不幸なことに、同じ週に第二外国語のドイツ語の先生からも同様の嫌みを言われて、ショックが2倍。

18年前のアメリカ旅行でも、現地のおっちゃんから「商売は何だ?」(というようなこと)を聞かれて答えた、「student」という一言が通じなかった。
おっちゃんのツレの女性が「この子はstudentって言ってるのよ!」と通訳?してくれたが、これが現地に着いて2日目のことだったため、先が思いやられた。

卒業後は、仕事で英語を使う必要もなく、国内に留まっていたので、大した不便はなかった。
仕事で困ったコトって言えば、マーケティング用語などでカタカナ語がでてきたとき、そりゃなんだ!?と密かに焦っていたことくらいか。

それでも何を間違えたのか、ワタシに英語で道を尋ねる人がいたりする。
山手線に乗っていて、隣に座っていた黒人男性から「渋谷で英語の本が売っている本屋はないか?」と聞かれたことがあったが、旭屋書店ならあるだろうと思っても説明ができない。
しかたがないので、ペンと手帳を出して地図を書き始めた。
ここがハチ公前の交番で…、と「POLICE BOX」と書いたつもりが、「NO! NO!」と言われ、ペンを取られてスペルを直されてしまった。


チェンギ空港案内板.jpg
(写真はクリックで大きくなります)
とまあ、長々と、いかにワタシの語学力が乏しいかを説明したわけであるが…。


滞在先の妻・Wちゃんから「チェンギ空港での乗り継ぎを間違えないように」という忠告があったので、事前にネットやガイドブックで空港のレイアウトを確認して、ターミナル間の連絡のSKY TRAINに乗らなければならないことはわかっていた。

ターミナルに入れば、なんのことはない、日本語の案内板があるではないか!
英語ができない不慣れな旅行者は、そんな様子を微塵も見せずに進む。

チェンギ空港.jpg
SKY TRAINの乗り場まで来ると、それと平行して長い連絡通路があった。
空港内でのランニングに打ってつけ! 足下もランニングシューズだし。
でも、手荷物があるからやめておこう(違)。


SKY TRAINに乗り込みキョロキョロしていると、首にIDカードを下げた白人の中年男性から話しかけられた。

あかん…、わからん。

この状況から判断するには、どの飛行機に乗るんだと聞いているのだろう。
「ペナン、シンガポールエアライン」と、チケットを出して指さす。
(カタカナ表記は、その程度の発音であるということである)

「Boarding timeは何時?」と尋ねられ、Boarding timeって何??と焦るワタシ。

彼は出発便の案内板へ連れて行ってくれたが、SQ198便のBoarding timeが表示されていなかったのでインフォメーションへ案内してくれ、「順番が来たら、このチャーミングな女性に聞きなさい」と言い、ウインクをして去っていった。


英語力限りなくゼロでも、相手の言っていることはなんとか理解できるもんだーーーー、って、本当にそう言ったのだろうか!?(滝汗)。


インフォメーションのチャーミングな(とは思えなかったが)女性にチケットを見せると、通路を挟んで向かい側を指さし「Cのカウンターに行くように」と言った。
そこの案内係にチケットを見せ、「ヒァ?」と聞くと、「左にあるFのカウンターに行け」と言う。

左方向に進んでいくと、F1とかF10とか、搭乗口の案内板はあるものの、航空会社のカウンターの案内板がない。
不安に思いながら先に進み、Fカウンターを見つけ、同様に「ヒァ?」と聞くと、案内係は端末に向かい、出てきた番号札を差し出し、カウンターを指さす。
この間、無言。

コイツ、英語わからないなって思われたんだろうな…(その通り)。

カウンターで搭乗券に替えてもらい、搭乗口とBoarding timeを確認する。
Boarding timeまで、10分もないぞ!
搭乗口といえば果てしなく向こう(汗)。


慌てて搭乗口に駆けつけたが、乗るべきSQ198の表示がない。
手荷物検査のスタッフがいるだけで、人気はまばら。
怪訝な顔をしていたのだろう、スタッフにチケットを見せるように言われ、検査機に荷物を乗せるように促された。



手荷物検査のすぐ先には、肌色のパンストが落ちていた(謎)。


posted by けーぜ at 00:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | 2007ペナン旅行記
この記事へのコメント
うわぁ〜、どきどきするなぁ。それで乗れたの? 続きを早く書いて〜。
Posted by とっちゃん at 2007年01月28日 17:43
>とっちゃん
凄いでしょ<ワタシの語学力。
もう、このさきどうなるのってかって、カンジ(^^;;)。

ぼちぼち、続きを書かせていただきます。
まあ、本日、顔を会わせたくらいだから、なんとか無事に帰国できたわけです(汗)。
Posted by けーぜ at 2007年01月28日 21:19
去年の米国出張時に、仕事の会話をエキサイト翻訳に頼っていた自分が来ましたよ(^^;
けぜさん、続き楽しみにしてます〜

#新宿シティ、走られたそうで。お疲れさまでした!
Posted by パパス at 2007年01月29日 17:51
>パパスさん

ビジネス英語でなく、初級トラベル英語ですから(汗)。
旅行前にCD付トラベル英会話の本を買ったのですが、1週間前では最初の1章も終わりませんでした(滝汗)。
Posted by けーぜ at 2007年01月30日 09:01
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