とうとう2シーズン目の最後になってしまった。
神奈川のハーフ、青梅の30キロは「突っ込んでみる」作戦。
突っ込んでどうなるものか、どこまで行けるかを試してみた。
突っ込めるのは10キロまで、それ以降、神奈川では15キロまで、青梅は20キロまでがゴールタイムから割り出した「平均ペース」。
後は落ちる一方。
ってことは、フルだと黒字生活より赤字生活の方が長くなり、トータル赤字(爆)。
実際、去年の荒川は突っ込みすぎて撃沈(32キロでリタイヤ)しているので、今年の荒川市民マラソンは「5キロ27分30秒」作戦。
陸連登録をしているので、スタートロスは30秒ほど。
8キロ辺りからペースが安定し、おおよそ5分28秒くらいで刻む。
10k: 54:xx
20k: 1:49:xx (GTメール、以下同)
折り返しまでは作戦通り。
あとは5キロ27分30秒で粘れるところまで粘り、最後は5分台をキープ、そういう目論見だった。
しかし、折り返してからの向かい風のため、すぐに5分台後半にペースが落ち、25キロからは6分10秒前後。
折り返しまでの追い風はまったく気がついていなかった。
足は動いていたので、風が治まれば持ち直すことができる、そう励ましながら走っていた。
いっこうに風はやまず、やむどころかますます強くなる。
せめて自己ベスト、ゴール後に「あのときもうちょっと頑張れば……」という後悔をしないために、と自分を奮い立たせる。
ペースは6分30秒前後になっていた。
30k: 2:50:xx
両方の膝上の内側がピクピクとする。
何コレ?
ゴルフボール大の筋肉の固まりがあって、それがピクピクしているカンジ。
しばらくすると治まったが、完全に気持ちが切れそうになる。
去年、リタイヤした32キロ付近に差し掛かったとき、今年もココでやめてしまおうかという考えが頭を過ぎった。
とはいえ、やめる理由が見つからない。
代わりに走る理由を「エイド完食」に切り替える。
給水も給食も、普段だったら走って取る。
立ち止まって食べるとしたら、それは6月の富里スイカロードレースの給スイカ所くらいのものだ。
32キロの給水所。
パンは切らずにテーブルに載っている。
何が当たるだろう?
歩きに切り替え、ゆっくりと手を伸ばす。
引いたのはチョコパン。
歩きながら食べる。
うん、頑張って進もう。
次はシャーベットだ!
去年はたどり着けなかった35キロのシャーベット。
3つは食べるぞ、そう決めた。
2つテーブルの脇で食べた。
3つめを取り、歩きながら食べる。
そしてまた走り始めた。
38キロ過ぎ。
また、膝上のピクピクが出る。
京浜東北線の橋の下、風を避けようと橋桁の脇に寄って立ち止まる。
痙攣している部分を揉みほぐしてみる。
変な痛みはない。まだ走れそうだ。
でも、何度も立ち止まり何度も揉みほぐした。
エイドやらマッサージやらでキロ9分前後になっていた。
40k: 4:09:xx
ゴールが見えてきた。
ラストスパートなんてできない。
「けーぜ、がんばれ!」
XJR13クジラさんだ。
「足が攣りそうなんですよぉ」
「死ぬ気で走れ!」
そんな無茶な…(涙)。
「死んだら、後はお願いしますからね!!」
Goal: 4:26:xx
やっと終わった!
写真入りの完走証、いつもは時計を止めるためにうつむいてしまっているのだが、やけくそで万歳!!!
後でクジラさんにどんな痙攣だったかを説明したら、「それはエイリアンだよ」とキッパリと言われた。
えっ!? クジラさんのエイリアンと同じ場所?
クジラさんの口からたびたび聞く「エイリアンに襲われた」という言葉は、「いつもの痙攣が出て、辛いレースだった」という意味。
しかも、エイリアンは北海道マラソンが大好きらしい。
俊足ランナー・クジラさんと同じってことを喜ぶべき?
他の人に聞いても、「そんなところが痙攣したことはない!」と言われてしまったし(涙)。
結局、今シーズン最後の荒川で目標が達成できず、次に持ち越してしまった。
次は北海道マラソンの予定。
夏の大会だし、エイリアンも心配だし。
正直に言って、北海道マラソンで初サブ4の自信はない。
千歳か洞爺湖に出ようかと、かなり本気で考えている。
まあ、昨日は特別、目標タイムから20分落ちくらいの人がほとんど。私も失速しました。
私は、サブフォーに9レースかかりました。
作戦は27分30秒作戦でいいのではないですか。
30kmまでそれで粘れれば、そこからはキロ6分でも行けるはず。
苦労したほうが、達成したときの喜びは大きい。
必ず出来ます。
今回はたいへんな「風」という強敵を相手にしての42.195km。そして、みごと完走。
今後のいかなる悪条件のレースでも「こわいものなし」の自信が備わったはずですよ。
膝上の内側の痛みはもう何ともない?気になるね。長い距離はホント何が起こるか分からないよね。人それぞれのドラマがあるのだ。
サブ4、私ら位のクラスには(あっ、一緒にくくってごめんな・笑)出すのも、維持するのも、そんなに簡単ではないよね。でも今回は悪条件過ぎでしたね。エイリアンを撃退して、次回にリベンジを!
私もリベンジしないといけないレースが一杯(^_^;
君のそれはまだまだ筋トレ不足じゃ。
やっぱり坂に行くしかない、と(笑
高水で襲われないことを祈っております。
今日の穏やかな天気が恨めしかったりして(笑)。
WBC観ながらコメント書いてます。
>RASCALさん
ワタシの周りで聞いたところでは、
+15分前後という人が多かったようです。
目標をサクッと達成しちゃう人もいれば、
何度もチャレンジして手にする人もいます。
これで、まだしばらく「もがき楽しみ続けることができる」と思えば、
お得感があるかも(^^;;)。
ちなみに、ワタシは一昨年のつくば(寝坊でDNS)から荒川までで、
6レース。
もう1年といったところでしょうか。
>moaiさん
たしかに、こんなコンディション、もう二度と遭遇することはないかも。
今後、多少風が強くても「あのときの荒川に比べれば、そよ風そよ風!」って
笑うことができそうです。
>まっちん
関東遠征お疲れさまでした!
12月の多摩川での駅伝も風が強くて寒かったですよね。
もしかして、まっちんが嵐を呼ぶオンナ?<失礼!
今回は別チームで行動し、最後の合流だったため、
ご接待できず申し訳ありませんでした。
またゆっくり呑みましょう(走るんじゃないのか??)。
>まりもさん
荒川は4回走って、「ちゃんと走れた!」って
思えたのは2回目だけ。
残りはみんな痙攣ギリギリで、
35キロ以降がキロ9分台もしくはリタイヤ。
もしかしたら、相性が悪いのかも?
ちくしょー、来年こそリベンジだ!
>とらぼんさん
本当のエイリアンと戯れて逝っちゃってください。
しかし、もう来たか? うっかり見落としたか?
って、ゴール直前で見ていたら、
みょーにハイテンションな変な集団を発見。
いや、やっぱりチーム股関節への参加要請、
光栄ですが(?)、辞退申し上げます。
>ぴーすけさん
痙攣にも負けず粘りの完走おめでとう!
みょーにハイテンションで変な集団だったけど、
みんなの笑顔がまぶしかったよ。
ワタシはそんなチーム股関節を草葉の陰から
見守らせていただきます(往生際が悪い)。
えっ? 高橋さんもエイリアン飼っていたんですか?
しかも、北海道マラソンに限って出るって??
不吉だ…(^^;;)。
餃子にも冷酒、焼き肉にも冷酒、チーズケーキにも冷酒(違)。
あっ、表彰状忘れてました。ヒョウショウジョーなんて贈呈式をいつしましょうか(笑)
お疲れさまでした〜。
明日は仕事ですね。
千歳でも洞爺湖でも、お待ちしてますよ。
応援で元気が出るのは洞爺湖です。
千歳は、とても気持ちがいい大会です。でも、標高差200mで、じゃり道(底が薄めの靴だと、足裏が痛かった…)があるよん。
走力のある人、走歴が長い人は、どんな条件でもそれなりにまとめられる知恵というかコツを知ってますよね。
ワタシは悪条件にバカ正直に向かうしかありません。
今回の強風、唯、一人より有利(?)だったのは、飛ばされないでいるためのおもりを腹のあたりに仕込んであったことかな(^^;)。
>こうめさん
11月のつくばの後も、1月のフルを検討して結局、練習不足のまま臨むことになりそうだったから見送ったんです。
今回も十分な練習は?だけど、次が北海道マラソンぶっつけ本番というのは精神的にきつくて。
スカイマーク片道1万円やら、格安ツアーやら調べているところです。
>mekaさん
記録狙いで行くから、洞爺湖の方がよさそうですね。
千歳は空港から近くていいのだけど。
あの辺りの林道(未舗装路)はバイクで走ったことがあります。
ただ、旅費が高いよね。
気軽には誘えないけど、一緒に走れたら楽しいだろうな〜とさりげなく誘ってみる・・・。
温泉旅行としては、3年前の夏に洞爺湖を訪れ、朝、湖畔をチョコっとジョグしてみました。
旅費は親持ちっす(^^;;)。
今度行くとしたら、札幌は寄らず、マラソンだけだなぁ。
週末、出かけていたから、下調べが進んでないっす。
荒川フル、僕も出ました。
30kまでは、けーぜさんと僕はほとんど同じタイムなので、すぐそばを走っていたのでしょうね。
3年ぶりの荒川だったので、僕も3個シャーベット食べました。
タイム短縮よりも楽しむことを優先した、アホぅな野郎ですが、またお邪魔にあがります。
ようこそおいでくださいました!
30kmまでは同じ辺りだったのですね。
でも、アタシはスタートロス、なかったからなぁ(汗)。
ワタシの場合、狙いに行っている割に、寝坊してDNSとか、
前夜、飲み過ぎて二日酔いとか、
絶えず何かやらかしている大バカ者です(冷や汗)。