2009年06月21日

産めよ、増やせよ!

こんなニュースがありました。
ニュースサイトはしばらくするとリンク切れになるので、一部引用させていただきます。
■お見合いおばさん、ならぬコーディネーター 山形で募集

 少子化対策は「婚活(結婚活動)」から――。山形県は近く、結婚を希望する男女の橋渡し役となる「婚活コーディネーター」を募集する。
(中略)
 県によると、県内の30〜34歳の未婚率(05年)は男性42.1%、女性25.6%。いずれも全国平均を下回ってはいるが、20年前と比べると男性は16.1ポイント、女性は18.7ポイント増えている。また合計特殊出生率は1.44(08年)で、少子高齢化が深刻な問題になっている。(後略)
婚活女子、婚活男子はそれぞれの人生について考えるところがあるでしょう。
その親たちとしては「自分らが元気なうちに、ウチの息子にも嫁を/ウチの娘の花嫁姿を」と願うのでしょう。

そして、行政の思惑はズバリ少子化対策!なわけですね。

少子化対策という視点で見ると、婚活女子は金の卵と不良債権が混在していることになります。

たとえば30代女子。
行政の期待に添える可能性がかなり高いです。
金の卵と言えるでしょう。

一方、40代女子。
年齢によっては、すでに出産の時期を逃しているかもしれません。
妊娠しても高リスクです。

ここで男子に話を移すと、30代も40代も50代もまだまだ現役。
場合によってはそれ以上の方だって現役かもしれません。
言い換えれば、死ぬまで現役モリモリ♪(意味不明)

さて、40代女子が年下、30代のダ〜リンとめでたくゴールイン♪したとします。
これは国賊! 非国民!と罵られても文句は言えません。

だって、少子化対策視点で見れば、活きの良いタネ(をい!)を無駄にすることになるかもしれないのですから。

県の担当者にしてみれば、「ちょっとアンタ(30代男子)、なんでより好んで40代女子なの? ほら、こっちに若くてピチピチした30代女子がいるでしょ! こっちにして子づくりに励みなさい!!」と口出しもしたくもなるでしょう。

50代、60代男子だって、相手が40代女子よりも30代女子のほうが、子宝に恵まれる確率は高いし。

少子化対策という視点から婚活を見ると、40代女子は不良債権なわけです。
てか、記事中「県によると」以下は30〜34歳の話になっていて、山形県的には、はじめから35歳以上の婚活男女は施策の対象ではないようですが。

産めよ、増やせよ!

そんな気色の悪い言葉を思い出すのでした。


posted by けーぜ at 02:21 | Comment(10) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
こんにちは!減益 森三です。

なんか品物みたいですね。

今結婚している人たちがもう1人2人子どもを追加で作れば良いんじゃないって思いますが。

政策で結婚させられてもネ〜〜〜。
Posted by ヤマシュウ at 2009年06月21日 12:46
>ヤマシュウさん

この制度を利用してゴールインした後、
ご懐妊まで監視されるんじゃないかと邪推もしたくなります(苦笑)。
だって、税金を投入するんだしさぁ〜。

マリー・アントワネットの逸話で、ルイ16世との結婚初夜は、
大勢のヒトビトがベッドを取り囲んでいた、っていうのがあるけど、
そんなカンジ?(怖)


少子化対策なら、保育所の整備とか、他にやることがあるような気がします。

Posted by けーぜ at 2009年06月21日 19:58
ケコーンはしてますが娘は一人っ子でございます
ですので2人の大人に1人の子供で人口はマイナス1です

お仕事も給料もそこそこ安定してますが
社会不安も大きく、生活基盤が昔よりも確実に上がってて
更に塾やなんやとかかり、経費(?)を考えると複数の子供を考えるとちょっと・・・
ってな感じもありますよ

贅沢をさせるつもりはないけれど、ひもじい思いはさせたくないのが親心で。。。

定額給付金で2兆円使うなら
全国の小中学校の耐震をしろといいたいであります
Posted by さめ at 2009年06月21日 22:25
私たちは非国民なのか?不良債権?(怒)
今じゃ1人育てるだけでも経済的に余裕がないけど昔は貧乏でも子供が4人や6人いるのが普通だったよね。
非国民は政治家だわ。
Posted by まっちん at 2009年06月22日 12:45
/昔は貧乏でも子供が4人や6人
あ、云われてみれば確かに、家は4人兄弟。
さすがに6人は聞いたことないですが…3人兄弟の所はごろごろ
子育てにお金がかかりすぎるっーことか〜。
子どもが少ないからコストがかさんで子どもにお金がかかるのか?それとも、子どもにお金がかかるから子どもを増やせないのか??そうなると男女の結婚問題以前の話になってきはしないか?
いっそ3人以上のお子様を育てているご家庭は、子どもの教育費を全員分無料といたします。でいいんじゃなかろうか?あまりに単純?
Posted by ヤマシュウ at 2009年06月22日 20:38
>さめさん

ウチの妹のところは2人おりますが、姉が“非国民”なため、
父は妹に「コイツ(ワタシ)の分をお前がもうひとり産め!」と
バカなことをほざいています。
当然、妹はテキトーに無視してます(苦笑)。

お嬢さんがお嫁に行くとき、泣くでしょうね、さめ父ちゃん。


>まっちん

山形県が言ったわけでも、引用元の朝日新聞が言ったわけでもなく、
不良債権であると自覚する、ワタクシの邪推です(苦笑)。

友人、ゆこいち(仮名)はこう言いました。
「アタシ達は地球に優しいの! だって、人口が増えて、環境が破壊されているのよ。
アタシ達は人口を増やさないようにしているんだもの!」

珍しく彼女の言に、なるほど…と思ったのでした。


>ヤマシュウさん

ワタシの周りでは2人がほとんどで、たまに3人や一人っ子、というカンジでした。
旧ソ連では、子だくさんの母親は英雄として、共産党から表彰されていましたよね。
それも政策だから、日本でやったら総スカンを喰うわな。。。

子どもの教育費と、医療費だろうな、無料にするのは。
そして、子どもが病気になっても不安にならずにすむ医療体制の整備も必要でしょうね。
Posted by けーぜ at 2009年06月23日 00:13
ということは、20年前の女性の未婚率は6.9%だったってことか。。。大変化ですね。

単に婚カツではなくて、結婚の形態の多様性とか、そういうことも考えなくてはならないでしょう。

単純に、おっさんが若い女性と結婚する割合が増えると、そもそも平均寿命が10年近く違うんだから、ますます老後の女性の一人暮らしの比率が増える。これはこれでそのうち社会問題になりそう。

ちなみに、私は、まだ当分「現役」ということで、数に入れておいてほしいです。(意味不明)
Posted by RASCAL at 2009年06月27日 11:33
>現役♪のRASCALさん

そっか、そこまで考えが及ばなかったわ。

でも、女房に死なれたオトコはしょぼくれることが多いけれど、
亭主に死なれたオンナはイキイキすることが多いから、
大丈夫じゃない?(苦笑)


Posted by けーぜ at 2009年06月27日 19:03
結婚してますが、諸事情によりお子は一人です。
「もう一人産まないの?」責めにあってますが、めげずに頑張ってます!
人それぞれの人生、「産めよ増やせよ」まったく大きなお世話ですね〜
Posted by はるママ at 2009年06月27日 20:42
>はるママさん

人口が減ることのデメリットを頭では理解できても、
だからといってどうなるものじゃないですよね。

まずは、産みやすく、育てやすい環境の整備ですよ。
それ抜きにして、税金でオスとメスをカップリングすれば
いいってもんじゃないと思うのよね。


Posted by けーぜ at 2009年06月29日 21:27
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